「血の粛清」
ソンは英祖に、連判状に署名したのですか?したのですね…先王を殺す
ための文書に…と迫ります。
英祖は、質問の仕方が間違っているのだ!〝どんなにつらく恐ろしかったですか?
殺すと脅されたのですか?連判状に署名しなければ命の危険が
さぞ怖かったのでは?〟お前は私の息子だ!息子なら そう聞くべきだろうと憤怒します。
ソンは、申し訳ありません…お許しください 父上。私は世弟ではなく世子として
産まれ何不自由なく暮らしてきました。ゆえに父上のご苦労をお察しできません。
ですから分からぬのは民とて同じです。父上から民に知らせてください。
王位継承の際 起こった事件を民に知らせ許しと理解を求めてはいかがでしょうと進言します。
英祖は、それはできん!やろうものなら悪鬼のような臣下どもが この私を
王座から引きずり下ろそうとするだろうと答えます。
そんは、父上を聖君と崇める民がたくさんおります。朝鮮の民は過ちを
認め 正面から許しを請うた勇気を称賛さえするでしょう。父上がご決断
なさるなら私も戦いますと説得します。
英祖は、私を王座から降ろそうと狙う者を捜し出し、お前の手で息の根を止めろ!
それができないなら、黙っていろ!と告げます。
そんな中、回顧録の出版に続き、羅州でも王室と朝廷を侮辱する事件が
おき、少論派が徒党を組んで謀反を企んでいると考えた英祖は、重臣たちを投獄します。
そして、出版に関わったジダムの父ソ・ギュンも連行されるのでした。
ソンはジダムに、すまない…必ず どんな手を使ってでも父親を返してやると約束します。
しかし、ソンはキム・テクの策略で出版事件の黒幕にされ、王命で東宮殿に幽閉されてしまいます。
チョルチュはギュンを救い出すため仲間を集めて義禁府に向かおうとしますが、
そこに、ギュからの手紙が届き、〝義禁府を襲撃しようと部下を集めているだろう。
そんなことをするな。俺は最後まで諦めない。真実のために戦い抜き自分の足で家に帰る。
俺はまだ希望を捨てていない。
ジダム お前に会いたい。俺はお前を自慢に思っていた。もし無事に帰れなかったと
しても亡くなったお前の母さんに会える。たくましく生きろ。
幸せに生きるんだぞ〟と書かれていたのでした。
一方、ソンは東宮殿から抜け出し連判状の原本を見つけるのでした。
その頃、ギュンは拷問の末、英祖に斬り殺されます。
そこに、ソンが現れ、殺りくをおやめに!と叫びます。やめないのなら
連判状の実物を街に張り出し民の目にさらします!と言います。
つづく
(感想)
英祖は気が狂ったように少論派の重臣たちを殺すんだね。
ソンはそんな英祖をやめさせようと連判状の本物を見つけたけど
英祖に勝てるのかしら?