千秋太后(チョンチュテフ)あらすじ80話(最終話)

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千秋太后(チョンチュテフ)80話(最終話)

「夢を受け継ぐ者」

長きに渡る戦が終わると、顕宗はこれ以上人の命を犠牲にしたくないと考え
戦時中に自分を裏切ったキム・シモンらを罰せずに降格処分にとどめ、
今後 罪を償うつもりで国のために貢献するように命じます。

一方、千秋太后は旧領を取り戻す夢を捨てきれなず、黄州小君を連れ戻すため
女真人の村を訪れます。

女真族の首長モブルラは、何かの間違いでしょう。ここは女真族の小さな村です。
太后様のご子息を保護したのであれば高麗の朝廷に報告していますとウソを言います。

千秋太后はフィギョンに、私は長男に先立たれた。唯一 生き残った息子に会わせてくれ。
息子を失った母の思いはよく分かるだろうと説得します。

トギョンは千秋太后に、トギョンを母と慕いクム・ジュンと名付けられた小君を会わせ、
この子は小君ではない。我が子だ。この子は大帝国の基盤を築きます。ただし高麗では
なく女真族の国です…それがクム・ジュンの運命なのです。この子の成功を祈って
いてくださいと告げます。

その頃契丹の地で復讐を果たす機会を狙っていたユ・チュンジョンは、ついに
決行の日を迎え、アン・ぺとヒョヌンに毒入りの酒を飲ませるため自ら
も毒入りの酒を飲んで敵討ちをします。

千秋太后(チョンチュテフ)80話(最終話)後半

一方、千秋太后はガムチャンに、私が小君を連れ戻し皇位に据えようとしたら…
私に力を貸してくださいますか?と問います。

ガムチャンは、あまりに不謹慎です。皇位ですと…?まさか謀反を起こす
おつもりですか?と聞きます。

千秋太后は、その時には私の敵になりますよね?と問います。

ガムチャンは、国が安定しかけている今、再び高麗を混乱に陥れるのですか?
小君はチヤンの子でもありますと答えます。

千秋太后は、このままでは悔やまれてなりません…契丹を征服する夢をあきらめるのも…
先帝が非業の死を遂げたのも…カン・ジョ将軍の死が汚されるのも不本意です…
チヤンを重用したがために私の志や善意まで否定されるのは無念なのです。
悔やんでも悔やみきれません…と涙を流します。

ガムチャンは、太后様の国に対する忠誠心は よく存じております。ですが
心から国を思うなら その悔しさを胸に納めねばなりません…今回の戦で散った
名もなき兵士たちも、それぞれ無念のうちに命を落としたはずです。
生涯 悔いが残るかもしれませんが、この高麗のため忘れ去らねばなりません。
それが太后様が最後になさるべきことですと進言します。

千秋太后は、では我が子は?小君はどうなってしまうのですか?と聞きます。

ガムチャンは、私が小君を必ず守ってさしあげましょう。
陛下に進言し小君の安全が脅かされぬようにいたします。むしろ小君は
亡くなったものとお思いください…流れ去った水は元には戻れぬのです。
これは太后様がカン・ジョ将軍に語った最後の言葉でしょうと慰めます。

ー8年後ー
契丹のソ・ベアブが10万の兵を率いて再び高麗に侵攻した。

契丹軍は当初ガムチャンの軍に三橋川で敗北したものの、その後破竹の勢いで
南下を続けますが、開京間近の金効駅で高麗軍の反撃を受け敗走します。

その契丹軍を迎えたのはガムチャンと20万の高麗軍であった。

1019年2月「高麗史」によると この戦闘後契丹兵の死体が平原を覆い
高麗は数えきれないほどの兵器や馬を奪ったそうだ。

また10万の契丹軍のうち生還した者は数千人のみで これほどの惨敗は契丹史上
後にも先にもなかったという。

年をとった千秋太后の所に小君が会いに来ます。

小君は、育ての親に全てを聞きました。お元気なうちにお訪ねしようと
思いつつも 機会がなく…と話します。

千秋太后は、お前が…これほど立派に成長したとは…誰が何と言おうと
お前は私の息子だ…ジン…

小君は、はい。太后様は私の生みの母です。されど私を育てたのは広野の風と
女真族の勇気です。太后様と亡き父が抱いていた夢は存じております。息子を失われても
その夢は生き続けています…私が あの広野で太后様の夢をかなえましょう。
私にできなければ私の子孫が成し遂げてくれます。これを申し上げたくて
参りましたと告げます。

千秋太后は、この地では生きられぬ運命なのだ…そうせよ。ただしこの高麗を敵に
回すでない…これがこの母の最後の頼みだ…と涙を流します。

1029年千秋太后は黄州明福宮で安らかな眠りについた。

その2年後の1031年 顕宗が逝去し、その2ヶ月後には契丹の聖宗が没した。
また その1ヶ月後 ガムチャンがこの世を去った…

そして千秋太后の望み通り高麗では以後150年もの間、平和で豊かな時代が続いた…

千秋太后(チョンチュテフ)あらすじ80話(最終話)
(感想)
千秋太后は男まさりの性格で、夫運が悪かったっていう
イメージだったな〜

子供を2人産んでも、自分では育てられない運命を受け入れなければ
ならない可哀想な人だった…

高麗のために生きた人生だったのね…

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