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ミーユエ王朝を照らす月あらすじ45話
「若き公子たち」
王宮では立太子が話題になります。
珠王后は秦王の弟である樗里疾に、大王に蕩公子の口添えを頼みます。
秦王は2年前に義渠で毒虫に刺されて以来 咳が止まらないのでした。
そんな中、樗里疾は秦王に、臣下として また王族として申し上げます。大王には嫡子がおられるのに なぜ太子に指名されないのですか?と尋ねます。
秦王は、商鞅(しょうおう)が教訓だ。商鞅と意見を違えた余は危うく廃嫡されかけた。祖父の代にも太子位を巡りあらそいがおきている。余は守旧派から年若くして太子に立てられ、父上は寵臣と息子の間でつらい決断を迫られたのだ。祖父も早くに太子となったため
約30年異国に追いやられていたと話します。
樗里疾は、誠に僭越でした…と謝ります。
秦王は、世継ぎは皆が注目している。乱世では国同士が戦うが 肉親でさえ殺し合う。天に日が2つ無いように国に主が2人いてはならぬ。太子を立てれば国の主が2人いるに等しい。邪心を抱く者に利用されれば国が揺らぐぞと話します。
樗里疾は、分かりました。早く太子を立てると国が乱れる恐れがあるのですねと言います。
秦王は、蕩は余の嫡子だ。武勇にも優れる。秦では勇敢な者を太子に選んできた。お前は 蕩がふさわしいと思うか?将来 勇敢に戦い国のために武勲を立てる そう思うか?と問います。
樗里疾は、そうなると思います。蕩公子は勇猛果敢な方です数年後には 戦場で大いに活躍され 大王を助けるでしょうと答えます。
秦王は 王后がそなたを教育係にしたのは間違いではなかった。では華をどう思う?と問います。
樗里疾は、華公子は大王にとって最初のご子息です。文武両道で周囲の期待も厚うございます。ただ懸念は母親の魏夫人です。魏の影響力を見過ごせませんと答えます。
秦王は、華の才覚は公子の中でも群を抜いている。余は公平に息子たちを評価したいと言います。
樗里疾は、ミーユエを寵愛するあまり稷(しょく)公子への思い入れが過剰ではありませんか?と尋ねます。
秦王は、稷は素直で利発な子だ。政務の傍に稷と遊べば疲れが癒されると答えます。
樗里疾は、とはいえ幼すぎる稷公子には国担えません。溺愛されるのは構いません…よほどミーユエを大切にお思いなのですねと言います。
秦王は、ああ かけがえのない女子だ…だが 男女の情だけではない…
寵愛が過ぎれば秩序が乱れるからか?と聞きます。
樗里疾は、大王は情に流されぬ方だと存じていたので…と答えます。
そんなある日、珠王后は大王に大王に蕩の練兵を見せて息子の成長ぶりをお膳立てします。
しかし、うまくいかず蕩は癇癪を起こし内侍を鞭で叩きます。それを見た大王は顔を曇らせます。
そこで機転を利かして蕩を助けた稷に感心します。
珠王后は心労から頭痛や咳に苦しみ、女医の摯の治療を受けていると
強力な毒を持つ殺人蜂が部屋の中に入ってきます。
摯先生は、鉢を刺激しないで外に逃すように侍女に指示します。
つづく
ミーユエ王朝を照らす月 あらすじ45話(感想)
蕩の横暴さは誰に似たの?
それにひきかえ稷は小さいのにしっかりしてるね‼