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ミーユエ王朝を照らす月あらすじ55話
「遠い地へ」
秦王の崩御によって蕩は秦王に、珠王后は恵后となります。
恵后（珠王后）はミーユエ親子と燓長使を殉葬にしようと考えます。
それを聞いた樗里疾は、王族を殺し 政局の動乱を招いてはなりません。王后と太子の位を お守りしたのも そのためです。遺詔のとおり
公子に分封し その母を同行させるのですと説得します。
恵后は、ミーユエと燓長使以外は構わないわ。稷を蜀侯とする遺詔は
私が焼き捨てたわ。これは報復ではない。でも 巴蜀は渡さない！
巴蜀は堅固で豊かな土地。ミーユエたちの占拠を許せば脅威が生まれる。加えて 司馬錯（大将軍で冉の師匠）と魏冉（ミーユエの弟）もいる。いずれは敵対勢力にもなると激昂します
樗里疾は、新王が即位した今、大切なのは穏当です。恵后には慎重なご判断を願いますと言います。
恵后は、分かったわ…大義は守ってあげると答えます。
恵后は新王の妃・魏頤（ぎい）からの提案を受け、ミーユエ親子を燕の人質に出すことにします。
ミーユエ親子と侍女たちを見送った張儀は庸芮（ようぜい）に、無能な君主に仕えるなど願い下げだ。いつか…あの親子が不運を乗り越え帰国した暁には庸家が頼りとなる。どうか 助けてやってくれ。その時は 私も秦に戻り共に覇業を成し遂げようと託すと、自ら秦を去って行きます。
道中、ミーユエ親子は苦しめられ、現れた魏冉に助けられます。
魏冉はミーユエを趙の国境まで送り届け、ミーユエに別れを告げます。
一方、恵后はもう１つの遺詔を求め嬴夫人の宮殿に押しかけます。
駆けつけた樗里疾と庸芮は恵后に、恵后が北の離宮にお越しとは珍しい。ここは先王が嬴夫人に賜った宮殿。崩御の直後にご無体なことをされては先王が草葉の陰でお嘆きになりますと止めに入ります。
ミーユエたちは趙に入り、義渠君（ぎきょくん）とその手下に遭遇します。
ミーユエは、先王が崩御し、姉の恵后と新王に燕の人質に出されたの…と話します。
義渠君はミーユエに、燕だって？雪に閉ざされた極寒の地だと心配します。
ミーユエは、運がいいほうよ 秦にいれば命がないと言います。
義渠君は、ミーユエの身の上を聞いて、俺についてこいよ。義渠の広い草原で気ままに暮らそう。俺が大王で お前は王后だ。子供も一緒に守ってやると誘います。
つづく
ミーユエ王朝を照らす月あらすじ55話
（感想）
義渠君の男気にホレボレします。
でも…ミーユエはどんな決断をするのかしら？
次回が楽しみ‼️
すっかり、うちの夫も引き込まれております🤣🤣🤣