三国志ー趙雲伝ーあらすじ9話
「子龍(しりゅう)都へ」
趙子龍は3人の達人に勝ち、師匠である李全から都に行くことを許されます。
李全は面倒を避けるため擎児や飛燕に会わずに行け。今すぐ出立だ。
今から言うことを忘れるな。王允(おういん)に会ったらすぐに素性を明かせ〝趙安の子〟とな。もし歓待を受けたら即刻 去れ。煮え切らぬ態度だったら しばし とどまれ。殺すと言われたら そのまま宝剣を渡せと忠告します。
李全は、世間の恐ろしさを知らない子龍を案じ、夏侯軽衣(かこうけいい)を目付役として同行させます。
洛陽(らくよう)に到着した趙子龍と軽衣は、董卓(とうたく)の配下がやりたい放題で、民を捕まえて董卓が飼っている狼の餌にしているらしいと聞かされます。
それを聞いた趙子龍は師匠に〝剣を届けることに専念しろ〟と言われていたのに、人々が狼に食われるのを見過ごせないし、董卓は私の父母を殺した。天下を乱した張本人だと軽衣に言います。
趙子龍は民を救い、董卓を討とうと屋敷に忍び込みますが、呂布(りょふ)が現れ、その武芸の前に子龍は追い込まれていきます。
そんな中、突然 面をつけた高則が趙子龍を助けてくれます。
趙子龍と軽衣は王允の屋敷に行き、仙女のように美しい貂蝉(ちょうせん)に出会います。
趙子龍は王允に倚天剣と青釭剣を見せます。
王允は、本物かどうか分からぬ。若造には そぐわぬ!と言うと
剣を趙子龍に向け、今すぐ殺してやる!と言います。
趙子龍は、師匠の忠告通り、宝剣を渡します。
そこに、呂布が現れ、貂蝉は趙子龍と軽衣を逃さなければならないと
思い、2人の人質になり3人は馬車で逃げます。
王允は、宝剣を手にし、私の心を知る者がいたのか…それも親交がなかった李全とは…よい時に届けてくれたと感謝します。
趙子龍と軽衣は貂蝉に、大変な思いをさせましたと感謝と謝罪をします。
貂蝉は2人を見送ると、呂布が迎えに来て一緒に馬に乗り屋敷に戻るのでした。
つづく
三国志ー趙雲伝ーあらすじ9話
(感想)
王允の養女である貂蝉は、李全、趙子龍、軽衣たちと同じく、
董卓を討つための同志なんだよね。
呂布に近づいているのも董卓を討つためなんだと思う。