三国志ー趙雲伝ーあらすじ32話
「仕組まれた芝居」
趙子龍が意識を失い、軽衣の傷薬と宝月の煎じ薬で争います。
それを見ていた捨妹は、静かにして!子龍兄さんの体に障るわと
追い出します。
翌日目が覚めた趙子龍は、すぐに軽衣を案じます。
趙子龍は子龍は宝月に、大事な話があると呼び出し、〝友として〟好きなだけで、君を傷つける前に幽(ゆう)州を去ったと告げます。
宝月は、あなたが常山郡に帰るなら父に頼んで大軍を出してもらい何が何でも あなたを取り戻すと言い放ち立ち去ります。
夏侯傑の命令で〝楽毅(がくき)百戦術〟を探す高則(こうそく)は、
耿純(こうじゅん)が李全(りぜん)の娘の飛燕(ひえん)に好意を持っていることに目をつけ、耿純に一芝居打たせます。
そんなある日、飛燕が耿純を刺し殺し投獄されたと聞いた李全は駆けつけます。
高則は李然に、私には県令としての立場がある。法に従わねばならぬのだ。明日 この件の裁きを行う。もし罪が明らかになれば死罪は免れぬと脅します。
李全は、飛燕は自分の身を守っただけだ。それが罪か?娘は無実だ!
死罪などあり得ぬ!と激怒します。
高則は、同情するが助けるすべはないと突き放し、そうだ。あの方なら力になれるやも…夏侯傑殿にお願いしてみてはと言います。
李全は、夏侯傑か…と考え込みます。
高則は、夏侯傑の命令で〝楽毅百戦術〟という兵書を捜しに来たと明かします。
李全は、早速 探し出し ここへ持ってこようと答えます。
帰宅した李全は、この兵書を夏侯傑に渡すわけにはいかぬ…高則も信用ならぬ…奴が飛燕を罠にはめたのだ…もし兵書を渡さなければ飛燕の命はない。偽物で高則を欺くしかあるまいと考えます。
そんな中、趙子龍たちを連れた軽衣は父の夏侯傑の元に戻ります。
子龍は夏侯傑の屋敷で治療することになります。
夏侯傑は医者に、薬の処方を変え回復を遅らせるように命じます。
一方、高則は李全が持ってきた兵書を偽物と見抜きます。
李全は、この他にも下巻がある。この先取り引きを続けるかは高殿次第だと取引し、飛燕を牢から出すことに成功します。
耿純は飛燕と李全が逃げる準備をしていることを知り、家中をくまなく探せ!と兵士に命じます。
そこに飛燕と李全が帰宅し、逃げる2人に耿純は矢を放ち、李然の足に刺さります。
つづく
三国志ー趙雲伝ーあらすじ32話
(感想)
夏侯傑も高則も耿純も、本当に卑劣な男たちだね‼️
夏侯傑が軽衣の父親だなんて信じられない😤