三国志ー趙雲伝ーあらすじ35話
「囚われの呂布(りょふ)」
夏侯傑の屋敷から逃げ出した趙子龍たちは、龐統(ほうとう)の導きで山中に隠れることにします
一方、趙子龍が逃げたと知った夏侯傑は、趙子龍を捕らえよ!ただし決して殺さず生け捕りにするのだと命じます。
父の李全の傷が心配だから戻るの言い張る飛燕に趙子龍と柳慎は、師匠なら大丈夫だ。無用な争いに関わらず山に身を隠しているはずだ。あの山は師匠の庭も同然だから心配することはないと殺されたことを隠します。
そんな中、龐統は趙子龍に、劉備は紆余曲折を経て曹操(そうそう)のもとにおり、劉備と曹操相手に敗れた呂布(りょふ)は、捕らわれて処刑され、さらに、貂蝉(ちょうせん)が、呂布の死を知って自らの命を絶ったという話をします。
貂蝉の消息を聞かされた趙子龍たちは、漢のために その身を捧げ
その名は語り継がれるだろう…猛将たちが集まっても董卓を射てなかったのに貂蝉殿は それを果たした…国賊を討つためにその清い体を差し出した…敬服に値すると言います。
捨妹は趙子龍に、仙女のような美女だったとか…会ったことがありますか?と尋ねます。
趙子龍は、一度だけ…美しいだけでなく温かい心の持ち主だったと話します。
捨妹は、だからこそ董卓や呂布が夢中になったのね…と言います。
趙子龍は、貂蝉殿は女子とはいえ いつも天下を憂えていたと話します。
捨妹は、呂布を弔ったのは〝情〟のため、身を投げたのは〝義〟のため…とつぶやきます。
趙子龍は、男でも これほどほどの人物はなかなかいない
世は乱れ 諸侯たちは勢力争いに明け暮れている。私は董卓を倒すため王允に宝剣をお渡ししたが その後 宝剣は呂布の手に渡ってしまった…と言います。
捨妹は、今は曹操の手にあるけど、あんな人に宝剣が渡ったとなればさらなる戦乱は免れないと心配します。
趙子龍は、私も考えると心が痛む。戦いは絶えることない。一日も早く 明君が現れ義士を率いて 漢を守り民に安寧をもたらすことを願うと言います。
つづく
三国志ー趙雲伝ーあらすじ35話
(感想)
貂蝉の死を趙子龍と捨妹は悲しんでいたね💦
仙女のような美しさで寡黙だった貂蝉には、猛将よりも強い意志が
感じられたよね😭