「堕ちてゆく野望」
チヤンが送った刺客は寺から村に抜ける隠し道を見つけ、大良院君を追い詰めます。
そこにガムチャンが兵を率いて現れ、間一髪のところで大良院君は救われます。
ガムチャンは刺客の中にサムガンがいることを目撃し、間違いなくチヤンの企てだと確信します。
その頃、開京では穆宗が自ら男と交わった。ヘンガンと密通したと告白して
皇位を退くと宣言し、臣僚たちは驚愕します。
このような事態になって千秋太后は穆宗に、それほど皇位が嫌だったのですか?
廃位されたいがために芝居を打ったのでしょう…そこまで王座にいるのが
苦痛でしたか?と聞きます。
穆宗は、はい…母上。宮殿は地獄のようでした。欲望渦巻く宮中で王座について
いることに耐えられなかったのです…と答えます。
千秋太后は、なぜ黙って耐えていたのですか?母に打ち明ければ良いものを…
自らを滅ぼす愚かな選択をなさるなんてと聞きます。
穆宗は、打ち明けても甘えだの身勝手だの決めつけられ国のため耐えよと
言われたはず…私を即位させた時のように…頼みがあります。ヘンガンは
私に利用された哀れな男です。命は助けてください…それから皇位は大良院君に
譲りますと頼みます。
千秋太后は、気楽なものですね!今回の一件で陛下は歴史に汚名を残すことに
なるのですと言います。
穆宗は、この国の歴史で私が担う役割りです。甘んじて受けますと告げます。
千秋太后は、欲深い母のせいだ…お前を ここまで追い詰めてしまった…
これをどう償えばよいのだ…と苦悩します。
穆宗は、いいえ…母上のせいではありません。私が愚かなせいですと謝ります。
千秋太后(チョンチュテフ)あらすじ65話
一方、サムガンとトギョンはチヤンに、大良院君の殺害を失敗し、さらに顔まで
みられたと報告します。
激怒するチヤンにサムガンは、すぐに挙兵しましょうと言います。
自宅に戻ったトギョンはサムガンに、一体何を企てているのだ?と尋ねます。
サムガンはトギョンに、私は新羅人だと告げます。
トギョンは、何を言う 新羅はとうに滅びただろう…と答えます。
サムガンは、我々は王族の子孫にお仕えし新羅を再興するため準備をしてきたと話します。
トギョンは、それでは主君が…チヤン。新羅王族の子孫なのか?と聞きます。
サムガンは、そうだ。我々は新羅復興のために死を覚悟した戦士なのだ…と明かします。
同じ頃、千秋太后は、宮殿に戻ったガムチャンからチヤンの正体を告げられ、
私に嘘をつくはずがありませんと動揺します。
そんな中、チヤンが来たと伝えられます。
千秋太后はチヤンに、二度と顔を見たくありません!私の前から消えるがいい!
と言い放ちます。
千秋太后は、サガムンとトギョンを捕らえるとともに、チヤンを軟禁するように命じます。
そしてサイルラも宮殿を追われます。
しかし、サガムンとトギョン、チヤンも捕まえることができなかったのでした。
ガムチャンは千秋太后に、3人は挙兵の準備をして宮殿に押し寄せるつもりなのですと告げます。
そんな中、カン・ジョは契丹軍が押し寄せて来たと報告されます。
つづく
千秋太后(チョンチュテフ)あらすじ65話
(感想)
チヤンの正体にやっと気づいた千秋太后。
でも本当の野望は知らないんだよね〜