三国志ー趙雲伝ーあらすじ40話

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三国志ー趙雲伝ーあらすじ40話

「三顧の礼」

高則と耿純(耿純)は曹操に寝返り、常山郡に戻り命を待ちます。

軽衣は、高則に趙子龍(ちょうしりゅう)と会うために自分も軍に同行したいと言います

一方、劉備(りゅうび)は、義弟たちを連れ、諸葛亮(しょかつりょう)の庵を訪れます。

劉備がここを訪れるのは3度目で、やっと対面がかないます。

劉備は諸葛亮に、先生は治国の才をお持ちです。山奥に隠棲したままでは惜しい。どうか天下万民のことを思い私に力をお貸しくださいと

頭を下げます。

諸葛亮は、どうぞ頭をあげてください。ではお考えをお聞かせ願えますかと言います。

劉備は、漢王朝は傾き奸臣が はびこる今 私は国を支え、天下に太平をもたらしたいのです。しかし うまくいきませぬ。ぜひ先生のご指導を賜りたいのですと話します。

諸葛亮は、董卓の専横の後群雄か立ち上がりました。曹操が力の勝る袁紹を倒せたのは天運だけではなく人間の考えた策によるもの。今や曹操の兵は天子や諸侯も言いなりです戦える相手ではないと答えます。

劉備は、では先生 南を攻めるのは?と問います。

諸葛亮は、いいえ 孫権は長年 江東を支配し兵は忠実 人望も厚い。地勢にも恵まれている。味方にすべきで敵対いけませぬと答えます。

劉備は、我が身が落ち着ける所はないですか…と落胆します。

諸葛亮は、荊州です。交通の要衝で古より争奪の的です。劉表(りゅうひょう)父子ではまもりきれませぬ。これこそ天が将軍に授けた地です。また益州は天然の要害に守られ肥沃な平野が千里も広がる恵まれた地です。高祖はここを足場に天下を得ました。まず荊州と益州を得て政を励み 孫権と手を組む。時機が来れば将に荊州の兵を与え洛陽へと向かわせる。そして将軍は益州の兵を率い中原を目指します。さすれば大業を成せ漢王朝を復興できます。北は曹操が天の時を 南は孫権が地の利を占めている。将軍は人の和を占めるべきですと話します。

劉備は、人の和?と問います。

諸葛亮は、荊州を得て本拠としたのち、西川を取り 足場を固め天下を三分したのち中原を攻める。これが私の考えた策ですと告げます。

劉備は、先生のお話で目の前の霧が晴れたようです。ただ荊州の劉表

と益州の劉璋(りゅうしょう)は私と同族です。領地を奪うのは忍びない…と暗い表情になります。

諸葛亮は、劉表は重い病で余命 幾ばくもなく、劉璋は君主の器ではない。いずれ誰かに領地を奪われますと話します。

劉備は、分かりました。ご教示に感謝します。どうか山を下り私の大業をお助けくださいと頭を下げます。

一度は断る諸葛亮でしたが劉備の熱意に負け出仕することを決意するのでした。

子龍のいる荊州の新野(しんや)へまさに旅立とうとしていた軽衣のもとに龐統(ほうとう)がやってきます。

龐統は軽衣に、子龍は ここを出た後我が家に身を寄せていた。ほんの短い付き合いだが腹を割って話せる仲だ。あなたとのことも聞いている。子龍はあなたのことを深く思い 義を重んじたと話します。

軽衣は、深く思うなら 黙ってここから去ったりしない。義を重んじれば父を手にかけたりしないと言います。

龐統は、父上のことは 私は人から聞いただだが、あなたは その目で子龍が殺すのを見たのか?子龍か公孫瓚の手先と疑われた時と同じだな。その時も そう聞いて確かめようとしたか?よいか 人が何を言おうと真実は1つなのだ。真相が分からぬとも嘘つきをあぶり出すのはたやすいことだ。つまり真実は この屋敷の中にと助言します。

屋敷の庭で高則の玉佩が見つかります。

軽衣は、高則は城壁の修理代をまかなうため質に入れたはずなのに、なぜうちの庭に?と問います。

龐統は、子龍の言葉は嘘ではなかった。子龍が幽州から常山郡に戻る際、杜厥(とけつ)に襲われたと話します。

軽衣は、私も その場にいたわ…と答えます。

龐統は、これは その時 杜厥が持っていたものだ。子龍は刺客を雇った証だと高則に詰め寄ったと話します。

軽衣は、なぜ子龍は私に言わなかったの?と聞きます。

龐統は、その後 すぐ子龍は公孫瓚の手先と疑われ 父上は捕縛を命じた。それで仕方なく ここを出たのだ。真相を話す暇などあったと思うかと話します。

軽衣は、その通りよ…高則は私が子龍に会うのを邪魔したと気がつきます。

龐統は、あなたに本性を知られのを恐れたからだと言います。

軽衣は、父を殺めたのは誰?問います。

龐統は、よく考えなさい。あなたにとっては私の話も一方的なものだ。もし高則を信じるなら私が嘘つきになると言います。

軽衣は冒頭の言葉を聞いて何かを悟り、侍女に暇を与え実家に帰るように路銀を渡すのでした。

つづく

三国志ー趙雲伝ーあらすじ40話

(感想)

利口な軽衣は龐統の話の意味を理解し、行くべき道はどこなのか

決意したね😊

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