開封府~北宋を包む青い天 あらすじ35話
「すべてを知る男」
張子雍(ちょうしよう)は拷問の悲痛な叫び声が聞こえてきて、それが張東の蛇の毒にやられた叫びだと信じ込みます。
包拯は張東の命を救えるのはあなただけだ。ここに毒消しがあり、
自供すれば張東は助かりますと告げます。
子雍は、張東は韋文卿の居場所を知らぬと自供します。
王朝と馬漢は仲立ちを務めた男・韋文卿の隠れ家に急行します。
同じ頃、張東から事情を聞いた張徳林も、息子を守るため韋文卿の行方を捜していました。
その頃、獄中で陳世美と酒を酌み交わしていた子雍は、私の釈放は お前次第だ。私のために死ねと言ったら?どちらかが死なねばならないとしたら?と聞きます。
陳世美は、死ぬ?私が死にます。忠義のためなら喜んでと答えます。
張子雍は、分かった ならば死んでくれ。替え玉を手配したのは自分であったと告げ、お前の望み通り主席となったぞと告げます。
張子雍は酒の杯に毒を塗って陳世美を殺そうとした時、包拯が気がつき現れます。
包拯は事件の全貌を知る韋文卿と対面し、これまで何人の不正に加担した?聞きます。
韋文卿は、言わなければ私は助かる。もし言えば陛下だけでなく包拯殿や大勢の役人から命を狙われる!と名前は言わないのでした。
そんな中、自供を始めた韋文卿の口から出たのは、朝廷を揺るがす恐るべき事実でした。
包拯は仁宗に、韋文卿の供述を見せます。
仁宗は朝廷の半数が関与を知って、朕は欺かれていた。いくら節制しても虫に食われるばかりだ!国庫は空っぽなのに3年分の税にあたる銀子が不正に使われている。心臓をえぐり出してやりたい!と激怒します。
包拯は、名前の出た者は100人を下らない。裁かねば天下が乱れますと告げます。
子栄は、役人が これほどやりたい放題なのは背後に黒幕がいるからですよと見逃すことを勧めます。
包拯は、王延齢と父上?と問います。
子栄は、2人は大勢の味方を有し兵権も握っています。我々の味方は陛下だけ…何を使い 戦えと?と聞きます。
包拯は、法です。范殿のような清廉な官吏も大勢います。正義は勝つのです。全員は無理でも 罰を与え規律を正しましょうと言います。
子栄は、甘いですね…たとえ1人でも不正があったと暴けば范殿の責任が問われます。兄1人ならともかく100人となると無理でしょう。
この帳簿を表沙汰にするかは包拯次第ですと言います。
包拯は、それでも私はこの罪を公にしますと意見を曲げないのでした。
つづく
開封府~北宋を包む青い天 あらすじ35話
(感想)
皇后は仁宗と周児のことを知って、父張徳林に言いつけてたね。
周児の身が危ないんじゃないかしら?
包拯は仁宗に、今回は味方にはなれないと見放され、
たった1人で不正に立ち向かうなんてことができるのかしら?