開封府~北宋を包む青い天あらすじ56話
「挙兵」
敵国と通じた王徳は子栄に脅され、仁宗に毒を盛るように言われます。
王徳は周児に自分の罪を打ち明け、陛下に伝えてほしいと子栄に渡された毒を渡します。
周児はすぐに参内し、話したいことがあると告げます。
仁宗は、知ってる…一座を訪れた時 そなたと子栄の話を聞いた…最も大事な2人に…裏切られるとはな。〝周児はいつか戻る〟その日を信じて耐え忍んできたのに…何の用で一座を訪れたと思う?皇后の懐妊を知らせるためだ。朕は約束を果たした。もう誰にも邪魔されぬ…
子栄が好きか?と問います。
周児は、うん…と答えます。
仁宗は、いつから?と問います。
周児は、自覚したのは最近よと答えます。
仁宗は、どこに惹かれた?と問います。
周児は、分からないわ…おじい様が亡くなってから身寄りは誰もいなかった。ずっと独りぼっちで風に吹かれる落ち葉のごとく空中をさまよう そんな人生だったわ…でも近頃は私を受け止める大地が子栄だと
思えてきたのと答えます。
仁宗は、朕も受け止める…と言います。
周児は、陛下 あなたは天子よ。私とは住む世界が違うと答えます。
仁宗は、私たちはお互いの止まり木だったはずでは?と責めます。
周児は、鳥なら木の枝に止まれる…でも私は鳥ではなく人間なの。
あの頃は考え方が幼稚だったわと答えます。
仁宗は、それを伝えにきたのか?と尋ねます。
周児は、子栄の命をお助けくださいとひざまずきます。
仁宗は、奴のためにひざまずくとは…立て。奴のためにひざまずくな!と怒ります。
周児は、許してくれるなら立つわと答えます。
仁宗は、許さぬと言えば?と問います。
周児は、黙ったまま、真っ直ぐに仁宗を見つめます。
仁宗は、朕は そこまで狭量ではない。誰が子栄を殺すと言った…と言います。
周児は、子栄は逆心を…陛下を手にかける気なの!王徳を介し食事に毒を盛るつもりよ!と言います。
仁宗は、子栄に聞いたのか?と問います。
周児は、怖気付いた王徳が皇宮を抜け出し私に会いにきたのと答えます。
仁宗は、今どこに?と問います。
周児は、逃げたわと答えます。
仁宗は、子栄は君の参内を知っているのか?と問います。
周児は、知らないわと答えます。
仁宗は、その件を伝えに皇宮へ?と問います。
周児は、うん…と答えます。
仁宗は、子栄を慕いながらなぜ裏切る?と聞きます。
周児は、陛下も子栄も2人とも大切な人なのと答えます。
仁宗は、子栄を許すことはできぬ!と言います。
周児は、どちらかが亡くなれば私も あとを追うつもりよ…許してくれるなら子栄に職を辞させる。2人で田舎に住まいを構えて平凡な夫婦として暮らすわ。私への情があるなら…聞き届けてくださいと直訴します。
張子栄が裏切り者だと知った仁宗は謀反の危機を察し、范仲淹と包拯を呼び、信じられるのは2人だけだと告げます。
そして、仁宗は范仲淹に皇宮の防備を固めさせます。
包拯は張徳林の動きを探るため、王朝と馬漢に張家の見張りを命じますが、張徳林はすでに挙兵し、大軍を率いて開封城へ向かっていました。
そして開封城は張子雍によって封鎖され、張徳林は皇宮を包囲し、仁宗が2日以内に4つの条件をのまねば、皇宮に攻め込むと言います。
その条件とは、その1、私の息子と娘を解放し子栄の罪は一切 問わぬこと。その2、娘の后位を保証し子を皇太子にすること。その3、枢密使の職は張家に世襲させること。その4、以上の約束を違えぬと天下に布告せよだった。
包拯は対策を講じるため、獄中にいる王延齢に相談に行きます。
王延齢は、張徳林が攻め込まぬのは人質がいるからだ。兵馬を動かせるのは奴だけだ。先帝と私だけの秘密がある…と言います。
包拯は、討伐の策ですか?と尋ねます。
王延齢は、陛下を救うための策だと答えます。
一方、仁宗は子栄に、幼い頃 私は皇宮を出され そなたは皇宮へ送られた…と話します。
子栄は、陛下を出したのは生かすためです。父が私を送り込んだのも陛下のためですと答えます。
仁宗は、張徳林が挙兵したのは誰を生かすためだ?朕は周懐仁に育てられた…朕が〝父さん〟と呼ぶゆえ彼は死を賜ったが朕は黙って見ているしかなかった…だが張徳林は そなたを救うため逆賊にもなれる。
父親を見捨てるのかと聞きます。
子栄は、撤収させろと?〝勝てば官軍〟父は引き下がりません。これも運命ですと答えます。
仁宗は、周児はどうなる?なぜ朕が毒の件を知ったと思う?と聞きます。
子栄は、王徳が漏らしたのでは?と言います。
仁宗は、怖気付いた王徳が周児に漏らし周児が朕に伝えたのだ
朕とそなたを救うためになと言います。
子栄は、なぜ彼女が…と驚きます。
仁宗は、そなたを朝廷から遠ざけ共に田舎で暮らしたいと話していた。目の前にある幸せも捨てるのか…朕は望んでも つかめぬのに…
可能なら代わりたいくらいだと話します
包拯が皇宮に侵入したと報告を聞いた仁宗は、我らは幼い頃から運命を共にする。生きるも死ぬも一緒だと言います。
子栄は、1人の子の生死がもう1人の子に左右される。同じ子供なのになぜ命の価値が違うのです!皇帝の犠牲になるのは仕方ないとでも?不公平ですと言います。
仁宗は、今まで耐えてきたのは朕に同じ理不尽さを味わわせるためだろう…と言います。
子栄は、知っていたのですか?と言います。
仁宗は、とうに知っていたが責めはせぬ。立場が逆だったら朕もそうしたと言うと立ち去ります。
つづく
開封府~北宋を包む青い天あらすじ56話
(感想)
子栄の言ってることは本心なのかしら?
何か違うような⁉️気がする。