開封府〜北宋を包む青い天あらすじ39話

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開封府~北宋を包む青い天あらすじ39話

「猿と鶏」

包拯は尹若朝を訪ね、殺された3人は均州の出身です。駙馬(女性皇族の夫)陳世美も同じ同郷で5人は連れ立って上京をしました。これは単なる強盗と仕業ではございまぬと話します。

尹殿は、朝廷を巻き込む騒ぎになるのか?と尋ねます。

包拯は、胸騒ぎがします。尹殿は朝廷の事情に通じておられる。ご意見を伺いたいと言います。

尹殿は、三大勢力の一角を担った劉娥が死んで、新勢力として陛下が台頭してきた。昔と違って劉娥の後釜に陛下が座り張徳林と王延齢は老いた。今後三代勢力の均衡が崩れるはずだ…私より謀略に長けた者は大勢いるが客観視する力となると私より優れた者はいない

私の目に朝廷はどう映っていると思う?大きく例えれば〝天下〟たが

小さく例えれば〝曲芸団〟に過ぎぬ。規模は違えどちゃ朝廷と曲芸団に大差はないと話します。

包拯は、初めて聞く例えですと答えます。

尹殿は、曲芸団ではどのように猿を調教するか知っておるか?猿も育つと自我が芽生える。言うことを聞かせる方法は?問います。

首を横に降る包拯に尹殿は、猿は血を恐れる。ゆえに調教師は猿の前で鶏を殺すのだ。従わねば切り殺すと脅しをかける。どうだ?と話します。

包拯は、陳世美が鶏だと?と尋ねます。

尹殿は、陳世美が猿ならば殺された3人は鶏だろう。分かるはずだ…

陳世美が鶏ならば猿は誰だ?そヒントを与えます。

一方、駙馬の陳世美は酒楼に包拯の甥・包勉を招きます。

陳世美は包勉に、大きな酒楼に、夜ともなれば朝廷の官吏が詰めかけ

全ての個室が埋まる盛況ぶりで しかも毎晩続く。官吏は銀子を支払わぬ。それどころか銀子を得る。銀子を支払うのは悪賢い商人の役目だと話します。

包勉は、何故ですか?と尋ねます。

陳世美は、貧しい地方での生活が長かったせいで いつまでも純朴のままだ。朝廷の官職に空きを探っておいたぞ。事前に銀子を用意しておけと耳元で囁きます。

包勉は、どれほど用意すればよいですか?と尋ねます。

陳世美は、七品の閑職なら500両。重職なら追加で1000両。どの官職にも明確な値段がつけられ一銭たりとも値引きはせぬ。信用できぬなら他の者に聞いてみよと告げます。

包勉は、叔父にだけはこの話は内密に願いますと頼みます。

そんな話の最中に包勉は、父親を捜す秦香蓮親子を見ます。

親子に声をかけた包勉は、一緒に上京したと証言してほしいと言います。

親子は、急用があるのでお力にはなれませんと言います。

その親子の姿に気がついた陳世美は顔色が変わり急に屋敷へ戻ります。

陳世美は大通りで刺客に襲われます。

包拯は駙馬の陳世美が襲われたと伝えられすぐに向かいます。

翌日、秦香蓮親子は何生財の家を訪ね、夫の岑旺祖(しんおうそ)を捜していると告げます。

死んだ何生財の妻は岑旺祖の妻か夫を殺したと大騒ぎします。

開封府に何生財(かせいざい)の妻が夫を殺した下手人だとして

秦香蓮親子を連れてきます。

包拯は秦香蓮に、どこから来た?と問います。

秦香蓮は、田舎から…均州ですと答えます。

包拯は、お前の子か?と尋ねます。

秦香蓮は、はい。娘の冬妹(とうまい)は冬生まれで8歳です。息子の秋哥(しゅうか)は2歳です。夫が故郷を離れてからすこを身ごもっていることに気がつきました…と答えます。

包拯は、離れている間 夫から便りは?と問います。

秦香蓮は、ありません…手を尽くして捜してもいい居場所は知れず…と答えます。

包拯は、なぜ何生財か仕送りを?と問います。

秦香蓮は、夫の両親の治療費にと2年前 銀子を送ってくれました。

それで何さんは夫の知り合いだと思い、夫の行方を聞くためにお屋敷を訪ねたのですと答えます。

包拯は、夫に別名はあるか?と問います。

つづく

開封府~北宋を包む青い天あらすじ39話

(感想)

どんどん面白くなるね~😊

秦香蓮の夫は、誰なんだろう?

なぜ親子を見た陳世美は顔色が変わったのかしら?

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