開封府~北宋を包む青い天 あらすじ48話
「忠と孝の狭間で」
秦香蓮は開封府に保護します。
包勉から罪を犯したと相談を受けた端午は駙馬の陳世美を尋ねます。
端午は、勉を救ってくださいと頼みます。
陳世美は、なぜ包拯に頼まぬ?と聞きます。
端午は、夫は実直です。
陳世美は、確かに。包拯は実直だ。事件をもみ消し包勉を救ってやっても良いが、そなたの夫だけが実直な聖人君子で、私は卑怯な嘘つきなのか?と激怒します。
端午は、そうは言っていません。勉は未熟なのです。陳県での件も何か事情があってのこと。助けてほしいと陛下におとりなしくださいと懇願します。
陳世美は、そうだ。当時私が陳県で あの事件を審理した。包勉の行為は死罪に値し 私の手元に事件の記録も残っている。記録を破棄し陛下に命乞いもできるが、代わりに包拯夫人に頼みたいことがあると
言います。
端午は、私にできることは何でもしますと言います。
陳世美は、朝廷では私の失脚を企む者がいる。彼らは2人の子を連れた秦香蓮という女を使い開封府に私を訴えさせた。そして そなたの夫である包拯は私を疑い 手を緩めようとせぬ。何とかして これを女と2人の子に飲ませるのだ。そうすれば包勉の件はこの陳世美が力になろうと毒を見せます。
端午は、私はお願いに来ただけで悪事は働きませんと断ります。
陳世美は、やらねば 私と包勉が死ぬ!と声を荒げます。
端午は、夫が なぜ手を緩めないか分かりました…夫は正しいと立ち上がります。
その時、包拯が駙馬に会いに来たと伝えられた陳世美は、端午を見張れと部下に命じます。
陳世美は包拯に、互いの妻子の交換を申し出ます。
包拯は、それを断ります。
その間に端午は陣痛が始まり、家に帰らせてと言いますが、
陳世美は包拯のせいでそなたは帰れぬと突き放します。
翌朝、朝廷で包拯は葛藤しながらも仁宋の前で陳世美の罪を包み隠さず報告します。
しかし、陳世美は大理寺に収監されるだけに留まります。
端午は駙馬府で包拯の息子を産んで、包拯が駆けつけた時には虫の息で〝勉がどんな罪を犯していても許してやって…〟と言い遺し息を引き取ってしまいます。
包拯は秦香蓮の話から、影で王延齢が動いていたことを知ります。
義姉から陳世美を裁いてほしいと訴えられた包拯は、仁宋のもとへ参内するが、そこで知らされたのは包勉の犯した罪だった。
帰宅した包拯は包勉に、これは事実なのか?と迫ります。
包勉は、全て事実だ…と答えます。
包拯は、捕らえよ!包勉 分かっているのか?これは死罪だぞ。父親の死を忘れたのか?父親を陥れた者と同じだぞ!と激怒します。
包勉は、私は違う!と叫びます。
包拯は、どこが違う 答えよ!と怒鳴ります。
包勉は、水害が起きて 災民も大勢いたんだ。食料も届かず どうしろと?と言います。
包拯は、だが豪族と結託し 民を虐げた…と言います。
包勉は、土地を没収しようとしただけだ。ただ不注意で民の命を奪ってしまい…富豪を頼るしかなかった…一文も受け取らずに食料を与えたんだよと言います。
包拯は、だが法を犯せば 罪を償わねばならぬ…端午は陳世美に助けを求めて監禁されたのだと明かします。
雨柔は、私がいる限り包勉は渡さないわ!と方便の前に立ちふさがります。
包拯は、今日引いてしまえば 顔どころか心まで黒く汚れるのだ…
〝忠〟と〝孝〟は兼ねがたし…今日は 必ず勉を捕らえる…と悲しそうに告げます。
包勉は、叔父さん、俺が間違ってたよ…と泣きながら頭を下げます。
包勉は、陳世美の隣の牢に入れられるのでした。
つづく
開封府~北宋を包む青い天あらすじ48話
(感想)
端午が息を引き取った時、涙が止まらなかった😭😭😭