「怨鬼たちの叫び」
サンホンはリンの肩を思わずつかみ振り向かせると、その顔を見て
目を丸くして驚きます。
リンは、どうしましたか?と聞くと、サンホンは人違いだったと答えます。
恵宗王が死んだ時、大けがをしたサンホンは一度死の世界の
入り口まで行きますが、そこで、あの世の案内人が、これからは
人間らしく生きるのだ。鬼神に心を向けず、人間に関心を持て!
もしまた鬼神に関われば 死を免れぬと言われ、鍛冶屋として生きていたのでした。
一方、リンは父の恵宗王が自分に刀を振り下ろそうとすると
サンホンが現れ助けてくれるという悪夢で目を覚まします。
リンはテープルに伏せて寝ているトハに気がつき、愛おしそうに
見つめていると、その様子をムソクに見られて慌てます。
リンは自分たちの部屋をトハに明け渡し、ムソクとサンホンの部屋に
行きます。
リンはサンホンが鍛冶屋だと知り、〝夜警軍日誌〟に記されていた
剣を思い出し、四寅斬邪剣も作れるか?と尋ねます。
なぜその剣のことを?と聞くサンホンに、リンは、その剣さえあれば
どんな災いも邪悪な気も封じられるそうだと言います。
サンホンは、そんな剣は存在しません…と答えます。
リンは、手にしたいものだ。これ以上不運なことも災いも起こらぬように…
四寅剣があれば防げる…守りたい人がいるのだと言います。
そんな中、ムソクは〝水克火〟と書かれたものをみてリンに、
サダムを攻めようと?と聞きます。
リンは、そなたが邪教を知るじずとも危険な男だ!王様と民のために
私ができることだ!と言います。
ムソクは、王様を不安にさせて身分の回復を迫る気ですか?と責めます。
2人が言い争いをしているとトハが現れ止めます。
トハはムソクに、都に怨鬼が集まってます!大きな災いが起こる前に、
王様を説得して…と訴えますが、
ムソクは、邪教を口にするな!と言います。
一方、パク領議政は王様は大妃殿で剣を抜き女官が死んだと伝え
られると、リンを連れ戻しに行きます。
リンは、手紙を王様に渡し、サダムを遠ざけるよう王様にお伝えくださいと頼みます。
リンは、宮中に呼び戻されます。
つづく
(感想)
やっと、サンホンが鍛冶屋で身を潜めて生きてたか、
理解できました。