開封府~北宋を包む青い天あらすじ29話
「運命の分かれ道」
尹若朝は包拯に、親政を訴えるお前が火事の真相を告げるとは 陛下の敵なのか 味方なのか!と激怒します。
包拯は、火を放ったのが誰であれ真相は明らかにしますと答えます。
尹若朝は、太平の世が崩れ去るぞ!と怒ります。
包拯は、なぜ断言を?と問います。
尹若朝は、我が国が平穏でいられるのは、張徳林 、王延齢、皇太后で均衡を保っているからだ。皇帝の親政など誰も望んでおらぬ!と
叱責します
包拯は、尹殿は役人の処世術は心得ていても賭け事では王殿や張殿に到底かないませぬ。三大勢力が拮抗するのは同等の元手を持つからです。張殿は大軍。王殿は百官。皇太后は皇帝です。しかし 陛下は自立しようと火を放たれた。皇太后は元手を失います。尹殿なら無一文の相手と賭けをしますか?と問います。
尹若朝は深いため息をつきます。
そこに、雨柔が現れ、李夫人が消えたわ。私に無断で出て行ったのよ。捜したけど見つからないと伝えます。
一方、仁宗は真の皇帝となるためには、皇太后から権力を奪わなければならないと考えていましたが、今まで皇太后に守られていたことを皇太后に言いくるめられ気持ちが揺らぎます。
張子栄は勝つためには突き進むしかないと言いますが、仁宗は弱気になるばかりなのでした。
そこで子栄は仁宗に李太妃と再会させるのでした。
子栄は楊太妃と夏統領に、後宮に火を放ったのは私と陛下です。陛下にご協力を。明日が運命の分かれ道です。事がうまく運べば陛下に恩を売れますと話します。
夏統領は、ふざけるな!張徳林が有する兵の数は禁軍の10倍なのだぞ!と怒ります。
子栄は、ご安心ください。父は私が説得しま。楊太妃様 夏統領 陛下を助けれはご自身も助かりますと話します。
一方、包拯は雨柔に、李夫人と出会った経緯を尋ねます。
雨柔は、李夫人と知り合ったのは あなたが発端ね。あなたと廬州に行っておば様に結婚を反対されたわ。都に戻る途中不審な男に遭遇した…と出来事を話し始めます。
仁宗は母の苦難の日々を知り、皇太后との対決を決意する。
夜が明け、それぞれの思いを胸に集まります。
真相を明かそうとする包拯に対して、皇太后は真実を闇に葬ろうとします。
仁宗は子栄を禁軍副統領に任命しましたの告げます。
そこに連れられてきていた陳林は、先ほどの話は外で聞いておりました…放火を企てたのは私です…この日を来るのを待っていました。
その理由を話すのはやめておきましょう…と話し始めます。
王殿 私がこの手で梧桐小築に火を放ちました。霊児様が逃げ遅れたのは残念です。霊児様は まだ幼かった…お可哀想に…入内させるべきではなかったのです。後宮に入る女子はその多くが哀れな末路をたどる…霊児様を殺したのはあなたです!死地に追いやった。死をもって詫びても私の命では償いきれませぬ。あの世に行ってから霊児様が不自由のないようにお仕えしますと話します。
張殿 あなたは目利きだが子栄様には先見の明がある。自分より先を見通せる息子で何よりですねと言います。
皇太后 私が申し上げたことを覚えておられますか?人はいつしか成長するのです。将来を手にするのは若者であり誰も邪魔できませぬと
力なく笑います。
陳林は、陛下 もう私は歩けません…どうかお一人で歩んでください…
一足先に先帝の元へ参ります。あの世で吉報を待っていますと亡くなります。
包拯は皇太后に、先帝が遺詔によって命じられました政を執り行えるほど陛下は成長なされた。全権をお譲りください。物事には全て道理がございます。皇帝による統治こそ道理にかなうことですと進言します。
仁宗は皇太后に、実の母に会いました…母は生き延びるためにずっと錯乱したフリを…今 宮中にいます。長い間 苦労をかけました
〝疲れ切った〟と言いましたね…朕は成長しました独り立ちします。
もう あなたの陰には隠れないと告げます。
皇太后は、私を休ませてくれるのね…願ってもないことよ。けれど政のことは私1人では決められないわと張徳林と王延齢の方を見ます。
2人は目をそらします。
そしてついに、後宮における火事騒ぎと、皇太后、張徳林、王延齢による賭けの決着がつくのでした。
つづく
開封府~北宋を包む青い天 あらすじ29話
(感想)
陳林の先帝と仁宗への服従には驚いた☺️
陳林は後宮の主だわ。死んじゃったが悲しい😢
それと、包拯と雨柔の関係が微妙だけど、2人には愛が残っているのでは?と思われる
ところがあって、胸がキュンとするところがあって、ステキなドラマだよ👍