「秘密の手習い」
朝礼に皇太后が現れ、帰脾湯の中に入ってる懐妊を妨げる中身を非難します。
タナシルリは、誰もかれも妊娠して、秩序を乱すべきじゃないと
開き直り、早く帰脾湯を飲まぬか!とヤンに怒声を浴びせます。
ヤンはタナシルリの前でこぼし、これを飲むことは陛下から受けた恩義に反する。
たとえ皇后様の命令でも陛下に対して不忠を犯すわけにいかないと言います。
庭で側室たちと陛下が行き合い、タナシルリを無視してヤンの手を掴むと、
どこかへ連れて行きます。
ヤンは陛下に、毎晩寝所に自分を呼んで酒の用意もするようお願いします。
陛下はそれを聞いて、嬉しそうにします。
皇太后は王子のマハを抱き、目鼻立ちが陛下にも皇后にも似ていない。
まず間違いないと疑念を抱きます。
その夜、ヤンは陛下に会うと、これから毎晩文字を学びます。
権限を取り戻すためには上奏を読めねばならないから、一千の文字を書いて
覚えるのですと陛下に言います。
陛下が書いた紙はすぐに燃やしてください。決して文字を学んでいると
知られぬようにと、陛下のお付きの宦官に言います。
片時も油断してはなりませんと陛下にも言います。
タナシルリは、毎晩のように酒の用意をしヤンを呼んだと聞くと
嫉妬で酔いつぶれ暴れます。
ヨンチョルは、陛下に今夜二人だけで会いたいと伝えるように言います。
陛下に会ったヨンチョルは、30年の間にに9人の皇帝にお仕えしました。
その中には、謎の死を遂げた方、病死された方、様々な理由で死んでいると脅します。
皇帝とは孤独なもの。権力とは寂しいもの。今の陛下は大変孤独で哀れだ
だからこそ声も失った。ゆえに私が陛下の重荷を降ろして差し上げます。
王子に譲位すれば、皇后が睡蓮の政をしてくれますというのでした。
その後、ヤンが文字の勉強を始めるが、陛下は全く身が入らず、
勉強も復讐もやめると言います。
そんな陛下に、ヤンは大切なものを全て失い全て捨てて来ました。と
説得しようとしますが、陛下は、そなたのために全てを捨てる。父の復讐や、
皇帝の座もそなたのために捨てようと思っているのだと怒り出します。
ヤンは、陛下なら私の恨みを晴らして下さるものと信じていました…
が、見込み違いをしていたようだと、涙を堪え、二度と陛下とお会いしませんと
言います。
もはや、陛下は私には意味のないお方…宮中の壁と同じ様なものです。
壁にすら劣りますと厳しい言葉を投げかけるのでした。
私は陛下の助けがなくても、復讐を諦めませんと言うと出て行こうとします。
陛下はこのまま行ったら二度と会わぬぞとヤンに言うと、ヤンは結構ですと
答え出て行くのでした。
パンが偶然チョクホと出会い、ヤンが生きていると聞き、ワン・ユに知らせると
ワン・ユは、涙を流して喜びます。
ヤンは、女官のせいで朝礼の時間に遅れ、タナシルリに罰として習っていない、
内訓を言うように言います。しかしヤンは完璧に言います。
それが仇となり、書庫に閉じ込められます。飲まず食わずで内訓を筆写すると
いう罰が与えられます。
陛下はそれを聞いて書庫に駆けつけると、ヤンが意識を失っているのを見つけます。
つづく
奇皇后 あらすじ 27話(感想)
タナシルリの嫌がらせもだんだんエスカレートしてきましたね。
負けるなスンニャン!
スンニャンは、皇后になるべきひとだったんですね。
でも、文字も読めないような陛下ってどうなんだろ。^^;