瓔珞(エイラク)〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜あらすじ10話
「必死の金策」
瓔珞は張女官に、富察傅恒(フチャふこう)が姉を辱めたのです。今日 阿満について尋ねると、明らかに顔色がかわりましたと話します。
張女官は、何事も証拠が必要よと、決めつけないように助言します。
瓔珞は、あの人は絶対に姉を知っている…それなのに否定するのは怪しいですと訴えます。
張女官は、でも それが証拠に?あなたは普段からとても賢いのに阿満のことになると なぜ理性を失うの?あの玉佩だって阿満が拾ったけど持ち主が見つからず そのまま持っていたのかも。それに富察傅恒が阿満を知っていたとして彼女の死に関与したと言える?と問います。
瓔珞は、無関係なら正直に話せばいい…隠しているのは やましい証拠です…と答えます。
張女官は、あまり執着しないで…と落ち着かせます。
瓔珞は、姉は名節を汚されながら相手の名は伏せていた。皇宮にいる男性は陛下の他には御前侍衛だけ。陛下から見初められたのなら隠す必要はない。相手は侍衛です。姉は温和そうで意志は強い。屈辱を受けて泣き寝入りはしません。黙っていたのは かばうのではなく 父上や私たち家族に類が及ぶのを恐れたから。そこまで おびえさせるのは たった1人だけ…富察氏の尊いご子息で皇后様の弟です。だから姉は口封じに遭ったと
推測します。
張女官は、だけど推測でしかないわ。その推測が真実だったとして あなたは どうするの?と問うと
瓔珞は、命には命で償わせる 当然の道理ですと答えます。
張女官は、相手は かの富察傅恒よ。無茶なことをすれば身の破滅だわ。阿満にここまで育ててもらって無駄死にするつもり?もう少し冷静になって考えるのねと諭すのでした。
そんなある日、瓔珞は皇后に、墨をすってと命じられ、
皇后との会話を乾隆帝に聞かれ、かつて自分が霊柏を騙った女官だということが露呈してしまいます。
しかし皇后が庇ってくれて事なきを得るのでした。
瓔珞は長春宮を訪れた傅恒に豚の膀胱の湯たんぽを贈りますが、企みがあってのことでした。
その後、富察傅恒は瓔珞を呼び出し、豚の膀胱で別の侍衛が火傷したと怒ります。
瓔珞は、口をきつく閉めなかったせいで知らなかったと心配を装いますが、心の中では悪運の強い男ね…次はそうはいかないと思っているのでした。
一方、嫻妃(かんひ)は罪に問われた弟が獄中で重病になったことを知り、治療代のために内務府に来年の俸禄の前借りを申し出るが断られてしまいます。
仕方なく自分の装飾品を売ってもらおうと密かに太監に渡しますが、そこへ高貴妃が現れ 〝何と不届きな!宮中の宝を盗むつもり?″と咎めます。
嫻妃の侍女の珍児は焦って、つい魔がさして嫻妃様の品を売ろうとしたのです。もう少しで大罪を犯すところでした。悪いのは私ですと、嫻妃を守ろうとします。
嫻妃は高貴妃に、珍児は盗んでいません!私が頼んだのです。懐が厳しく装飾品を売ろうとしたと言います。
高貴妃は、嫻妃ともあろう者が どうかしてるわ…装飾品は誰の物。すべて陛下から下賜された品なのよ!と鼻で笑います。
嫻妃は、下賜品には手をつけていません。すべて嫁いで来る前に実家が用意した嫁入り道具です。懐が厳しいから売って何が悪いのですか?と聞きます。
高貴妃は、紫禁城には掟があるの。宮中の財物を持ち出すことは大罪だと!誰の装飾品だろうと宮門をくぐれば紫禁城の財物となる。太監が神武門を出て品を売ることは持ち出す行いであり盗みよ!と威張ります。
嫻妃は、弟の常寿が獄中で重病にかかったため治療に銀子が必要だから売ろうとしただけです。決して悪気はありません…どうぞ大目に見て売らせてください。弟の命の恩人は一生 忘れませんと懇願します。
高貴妃は、つまり…嫻妃は私に懇願しているのね?と聞くと
はい。このとおりですと嫻妃は認め、跪くのでしたが、高貴妃の姉妹のようにという言葉に、後宮の争いには加わらないと拒否します。
高貴妃は装飾品を太監に踏み潰させるのでした。
つづく
瓔珞(エイラク)あらすじ10話
(感想)
富察傅恒が姉を辱めたと推測する瓔珞…
でも、富察傅恒は瓔珞が近付いただけでも 頬を赤く染めるんだから純粋に感じるけどな〜
富察傅恒が姉殺しだとは 思いたくない😫