瓔珞(エイラク)〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜あらすじ70話
「来世への誓い」
皇后は乾隆帝に、家事の大混乱の中で少しでも私の身を案じましたか?私をご覧ください。髪は乱れ化粧は落ちています…
赤く腫れたこの手は夫を救おうと火に飛び込んだ証拠です!
火傷を負い 傷跡が残ろうと痛みは感じません…少しも痛くない…夫を救うためだからです!生死を共にする覚悟でした…
この女こそ…謀反人です!御身の安全が第一なのに陛下は侍衛全員にこの女を警護させました。この女は今まで陛下のために何もしませんでした。陛下を愛してもいません!愛するのは己だけ。陛下を何度も利用してきたのです。自分を愛さない者を大切にするなんて あなたはバカよ!と乾隆帝と瓔珞に恨みをぶつけたと思いきや、
違うわ…バカなのは私ね…私は最も愚かで間抜けな女だわ…とさめざめと泣きます。
乾隆帝は、皇后を連行しろと命じます。
その時、乱心した皇后は剣を奪うと、富察皇后は陛下よりも自由を愛し、高貴妃は高家を優先しました。純妃の心に陛下はおらず他の妃嬪たちは富に群がっているだけ!紫禁城ではただ私一人だけが陛下に真心を尽くしています!と叫びます。
乾隆帝は、杭州の軍を文1通で動かしたくせに 真心を尽くしていると?と呆れます。
皇后は、杭州の軍だけでなく 同行している江南の役人も私の手の者たちです。父の死で権力の大切さを思い知り長年かけて
皇族や大臣や役人の秘密を調べさせました。不正を働き法を犯した者たちは皆 私に恐れを抱き従わざるを得なかったのです。陛下の崩御後は私が第二の孝荘文皇后になると叫び、あなたが憎いと言って、衝動的に髪を切ります。
それを見ていた妃嬪たちは、満州族は国葬でのみ髪を切るため
皇太后は、私を呪うために髪を切ったの?それとも陛下を呪う気?とおののきます。
乾隆帝は、皇后は我を失い勝手な行いに走った。紫禁城に帰せと命じます。
和親王は乾隆帝に、皇后様は私とは無関係です…皇后様を責めないでください…と言います。
乾隆帝は、和親王を連行しろと命じます。
十数年間、袁春望にだまされていたと知った珍児は、落ちていた剣で袁春望に襲いかかりますが、その剣で刺されて死んでしまいます。
袁春望は思惑通り皇后と和親王を陥れ、何食わぬ顔で乾隆帝に命乞いをします。
それを聞いた瓔珞は、策を弄した張本人のくせに皇后様に脅されたですって?なんて恥知らずなの!ここ最近あなたの昔話を思い返していた。当時は私も傷心していたから気にも留めなかった…先日あなたの故郷 太行山に人を遣わしたのと言いかけると、
太行山という言葉を聞いた皇太后がひどく驚き、人払いさせると、この者の正体は?と瓔珞に問います。
瓔珞は、銭氏が匪賊を引きつけ先帝は農家に身を潜めたとか…
袁春望は その農家の娘が産んだ息子ですと明かします。
瓔珞は、袁春望は愛新覚羅家の子孫を自称し、廉親王の策略で
皇宮に送り込まれました。和親王に謀反を唆し皇后様を追い詰めたのは皇太后様と陛下を殺すためです。その企みが成功したら和親王を裏切り罪を暴いたはずですと暴きます。
そして、永琪の治療に使う虫をなぜすり替えたの?と問い詰めます。
袁春望は、あれは緬甸(めんでん)の埋葬虫だ。死体を食らい
血や肉を見ると猛毒を発する。永琪を救って我が身を犠牲にしたお前は勇敢だな。手を出して陛下に見せてみろと言います。
乾隆帝は瓔珞の手を見ると、袁春望 解毒薬は?と聞きます。
袁春望は、あるはずがないと答えます。
皇太后は、先帝には落とし胤(だね)など存在しなかった。
あの者は愛新覚羅家の子孫ではない。先帝はお前の父ではないし、陛下もお前の兄ではないわときっぱりと否定します。
袁春望は、私は間違っていない!嘘つきめ!私をだます気だな!と叫びます。
乾隆帝は、この者を肉削ぎの刑に処せ!と命じると、
お待ち!と皇太后が叫び、殺しては駄目よ…と止めます。
乾隆帝は、皇族をかたった罪は許されませんと言います。
皇太后は、陛下…母の頼みを聞き入れて…と静かに頼むのでした。
永琪を助けようとして毒に侵された瓔珞は葉天士に治療をしてもらいますが生死の境をさまようことになります。
数日後、目が覚めた瓔珞は海蘭察(ハイランチャ)が解毒丹を持ち帰ったおかげで一命を取り留めたことを知ります。
海蘭察は、聖心草から作った妙薬です。聖心草は瘴気が漂う
沼地に生える植物で薬にすると埋葬虫の毒を消し美貌を保たせます。ゆえに定顔丹とも言われますと説明します。
瓔珞は、傅恒は?と尋ねます。
海蘭察は、聖心草を採る際、瘴気の毒に…無理を押して軍の指揮を続けました。何度忠告しても聞き入れなかったのですと
答えます。
瓔珞は、傅恒は今どこにいるの?と尋ねます。
海蘭察は、傅恒の遺体はすでに紫禁城に…傅恒から最期に問いが…〝魏瓔珞 私は生涯をかけて君を守り抜いた。来世では
私を守ってくれるか?″と伝えます。
瓔珞は、一人になると〝分かったわ…約束する…″と涙を流すのでした。
瓔珞は皇后に呼ばれて行くと、〝令貴妃の取りなしにより尊厳が保てた″とみんな言ってるわ。取りなしをした理由は?私の仕打ちを忘れたの?あなたは悪を徳で報いるような心優しい女ではないはずよと問います。
瓔珞は、皇后様は辛者庫にいた私が病で生き倒れた際 救ってくださいました…これからは互いに借りはない。他に用がなければ失礼しますと立ち去ろうとすると
皇后は、袁春望の動きに気づいていたのでしょう…賢いあなたが袁春望を野放しにした理由はただ一つ和親王を殺すためね。
この24年間 あなたは1日たりとも姉の死を忘れていなかった…弘昼(和親王)の命を狙い続けていたのね。でも弟思いの陛下が弘昼を殺すことは絶対にない。例外は…と言いかけると
瓔珞は、おやめください。考えすぎですと答えます。
皇后は、思った通りね…袁春望に殺されかけたのは計算違いだったはず…でも うまく切り抜けたわね。私は陛下の心を得られなかった。どんな手段を使い陛下に愛されたの?と尋ねます。
瓔珞は、あなたは陛下に一途でした。それを明かす必要が?
と言うと指を唇に持っていき、先に口に出したら負けなのですと答えるのでした。
皇后は、くだらないわ…あまりにもバカげているとつぶやきます。
そんなある夜、海蘭察は牢にいる弘昼に、陛下の命で見送りに来ました…陛下の恩情により毒酒を飲んだ後 王府に戻ることができますと伝えます。
弘昼は、兄上は私を病死扱いする気か?と聞きます。
海蘭察は、和親王…どうぞと勧めます。
弘昼は、周到に罠を仕掛けていながら…兄上は私と穏やかに談笑を続けた…だからこそ 祖父上は後継者に兄上を選んだのだな。兄上は…この天下で誰よりも冷酷だと話すのでした。
その後、瓔珞は皇貴妃に封じられ、ついに後宮の主の地位に昇り詰めるのでした。
終
瓔珞(エイラク)あらすじ70話(最終話)
(感想)
瓔珞に尽くすだけ尽くした傅恒が哀れな死を遂げ、最終話には
一度も姿はなく、海蘭察がなぜか 重要な役になっていた😱😱
でも…やられたらやり返す瓔珞を見ると、なぜかスッキリ気分になった‼️面白かった👏