「恋の迷い」
第4皇子ソは皇帝ワン・ゴンに、使臣として公晋へ行け。他国の勢力がいかほどか見るのだと命じます。
ソは、承知いたしました。私が松嶽を離れても…スはお守りください。どうか茶美園においてくださいと頼みます
ワン・ゴンは、またあの娘の味方を?と聞きます。
ソは、見捨てることはできません。使臣の務めを精一杯 果たしますと言います。
ソがスをかばったことで憤怒したワン・ゴンはジモンに、ヘ・スを遠ざけよ!二度と皇子たちに会えぬようにしろ!自分で捨てられぬのなら父が代わりに捨ててやろうではないかと命じます。
スは茶美園から追い出され皇宮内の教坊へ行かされます。
ー1年後(太祖26年)ー
ウクも他の皇子たちも太祖を恐れてスを救えないでいました。
そんな中、ソは松嶽に戻って来ますが、ワンゴンはすぐに契丹に
行ってこい命じます。
ソは、嫌です。私との約束を破られたのでもう従いませんと答えます。
ワン・ゴンは、またあの娘に未練があるのか?と皇帝は時に人も切り捨てねばならん。代わりに捨ててやったんだ。余に感謝すべきだぞ!と腹を立てます。
ソは、皇帝になる気はありません。正胤の味方がほしいならばどうか私を自由に。私も人間らしく生きたいのですと告げ立ち去ります。
ワン・ゴンは、やっと成長しおったな…とつぶやきます。
それを聞いたジモンは、えっ?と驚きます。
ワン・ゴンは、あれなら誰にも負けん。あのくらいにならなければ、
余も安心してあの世に行けないではないかとソを褒めます。
臣下は、陛下の星はさん然と輝いているのに何をおっしゃるのですかと言います。
ワン・ゴンは、天より早く己の最期を知ることもあるのだ…皆 心の準備をしておけ!と告げます。
ソはすぐさま、洗濯物を干すスを訪ね、皇宮を出ようと提案しますが、スは頑なに拒みます。
数日後、健康状態が悪化したワン・ゴンは、自分がもう長くないことを悟ります。
ワン・ゴンはスを呼び、お前はどこから来た?オ尚宮の死後 お前について調べた。幼い頃の友 故郷の親類。ウクの家族にも話を聞いた結果…どこかで人が入れ替わったしか思えなかった…まるで別人だ。
お前はおそらくジモンと同じだろう。我々の先のことが分かる。
ソが皇帝の星を持っていると知っておるか?と尋ねます。
スの表情を見たワン・ゴンは、正胤だけでなくソも皇帝になる運命だ。今後 皇宮で何が起きるか誰にも分からぬ。お前は全てを見ることになる。だとしても何もするな…と警告します。
スは、いっそ 遠くへ行かせてください。ここで生きていく自信がありませんと懇願します。
ワン・ゴンは、皇宮の出来事に目をつぶり、無関心でいられぬ限り…
どこへ行っても同じだ…先のことにとらわれ今あるものを失ってはならん。スヨンの娘も同然なら、余も娘と思い忠告すると話します。
一方、ワン・ゴンを暗殺するために教坊の芸妓になったウヒは、合評会でついに事を起こそうとしていました。
そんな中、ソはスに、私と夫婦になろう…婚姻すれば皇宮からも出られる。そうしよう…と告げます。
スは、それはできませんと答えます。
ソは、私が嫌なら皇宮から出たら離縁する。とにかく ここを出ようと言います。
スは、皇子様には お役目があります。皇宮を出るべきではありません。それに陛下が皇子様を心配していますと答えます。
ソは、私を試してばかりで父というより皇帝だ。離れたいと言います
スは、皇子様が…皇帝になるとしたら?とそれでも出ますか?と問います。
ソは、私が皇帝ならついてくるか?使臣は大変だったが自由でもあった…そんな時お前を思った…お前に自由を与えたいと…何にも邪魔されずお前といたい。それが無理なら皇帝など私には何の意味もないと
かんざしをスの手に握らせ、一緒に行こう〝私の人〟だと告げます。
スは、皇宮を出るために婚姻などできませんと答えます。
その時、ウクがいることに気がつき、スは走り去ります。
ウクとソは、スのことで言い争います。
同じ頃、ペガはウヒがワン・ゴンの命を狙っていると気がつき、
ウヒの剣の前に飛び出して刺されてしまいます。
つづく
麗~花燃ゆる8人の皇子たち あらすじ12話
(感想)
天真爛漫だったはずのスだったのに、皇宮や皇帝の恐ろしさを
身をもって知ったからなのか、すごく怯えているよね~~😱