瓔珞(エイラク)紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜あらすじ55話
「予期せぬ内通者」
乾隆帝は璽晴との過ちで富察容音を死なせてしまったことを
悔やみます。
太監が虫食いの薬材を皇宮から持ち出そうとしていたところに乾隆帝が通りかかります。
乾隆帝に命じられ海蘭察が袋の中を調べると、虫食いの薬に紛れて高価な冬虫夏草が混ざっているのでした。
誰に頼まれて運んでおる?と問い詰める乾隆帝に太監は、侍医の葉天士殿ですと答えます。
乾隆帝は憤怒し御薬局を捜査するよう命じます。
葉天士は捕縛され、捜査の結果 令妃に避妊薬が処方されていたという事実が浮かび上がる。
それを聞いた乾隆帝は衝撃を受け激怒し瓔珞に、今まで何のために薬湯を飲んでいた?なぜだ?と問い詰めます。
瓔珞は、あれは…と言いかけると、
乾隆帝は、円明園にいた時から企んでいたのだな。純貴妃を排除し容音の敵を討とうとなと言います。
そうですと答える瓔珞に乾隆帝は、皇太后に取り入ったのも、
朕を挑発ためだったのか?と聞きます。
はい…と答える瓔珞に乾隆帝は、朕を突き放したり甘えたりしたのも 朕を手玉に取るためだった…いや 高位について純貴妃と争う資格がほしかったのか?と聞きます。
そうです…と答える瓔珞に乾隆帝は、望みどおり純貴妃は死んだ…もはや朕は利用価値がない。だから冷淡になったわけか…
答えよ!どうなのだと詰め寄ります。
瓔珞は、すべてご存じなのに聞く必要が?と認めます。
乾隆帝は、そなたから聞きたいと言います。
瓔珞は、お察しのとおりです。富察皇后様の敵討ちのため妃嬪になりました…純貴妃を倒すために知恵を絞り陛下の歓心を買ったのです。復讐を遂げた今 陛下を利用する必要はなくなったので歓心も買いませんと冷たく答えます。
乾隆帝は、それならば なぜ毛皮の帽子を朕に?と問います。
瓔珞は、罪悪感です。よくしていただいたのが後ろめたかった…と答えます。
乾隆帝は、それなのに避妊薬を?そなたにとって 朕は手駒以外の何物でもないのか…と言います。
瓔珞は、人に利用されて悔しいのでしょうが富察皇后様ほどではない…と答えます。
何が言いたい?と聞く乾隆帝に瓔珞は、〝なんととつらい別れか 二度と会えぬ人よ。生別離より悲しきはなし。残るは長き余生のみ”陛下が記された「述悲賦」です…一語一句に真心が表れ胸に響く。陛下の深い情愛は誰もが知っていますが…富察皇后様が自害した経緯は誰も知りませんと話します。
黙れ!と怒る乾隆帝に瓔珞は、陛下のくせに聞く度胸もないのですか?女子は大勢いるのになぜ璽晴に寵愛を?富察皇后様の義妹ですよ。皇后様は大晦日の夜に幼い子を失ったうえ恥辱まで受けていた…容認できるはずがありませんと責めます。
乾隆帝は、ようやく本音を吐いたか…そなたにとって朕は臣下の妻を汚した単なる好色な卑怯者だと言うのだな?と聞きます。
瓔珞は、少しも罪悪感はないのですか?と問います。
全くない…と答える乾隆帝に瓔珞は、善し悪しはお分かりのはずです。富察皇后様は生前から陛下に利用され 亡くなっても利用され続けみしたと責めます。
乾隆帝は、朕は即位してから民意に沿い寛大な政策で統治してきた…先帝の圧政が生み出した傷を癒すためだ…13年が過ぎた…
官吏たちは朕の寛容さに甘え、無駄飯を食い己の本分を忘れる始末。〝刀”が必要だった…朝廷を粛正するためのな…よって先の皇后を刀としたのだ。富察容音は生きていれば清の皇后だ。
たとえ死のうと最後まで力を発揮させると話します。
情のかけらもないと言う瓔珞に乾隆帝は、朕が優しすぎて忘れておるようだが 朕は帝王である。帝王は無情だ。朕の威厳を脅かす者は許さぬ。入内すれば そなたは朕のもの…そなたが望もうと望むまいと一生 紫禁城を出られぬ。老いて死ぬまでだ。今後は…薬を飲まずともよい…必要なくなると冷ややかな笑みを浮かべ立ち去るのでした。
その後、明玉が瓔珞に、葉先生が捕われたとか…一体 何が起こっているの?と心配します。
それを聞いた瓔珞は、避妊薬の服用がばれたわ…と言います。
明玉は、皇子を産んでこそ妃嬪は安泰なのに…何しているの
早く謝罪に行きなさい!どんな釈明をしてでも許してもらうのよ!と説得します。
手遅れよ…と答える瓔珞に明玉は、そんなことない。寵妃でしょ!と言います。
瓔珞は、陛下に伝えたの。復讐の件を…限界だったの…ずっと ある疑問が頭の中を駆け巡っていた!問いただす好機だったのよと話します。
明玉は、それで満足したの?陛下は あなたにどんな罰を与えると?と怯えます。
瓔珞は、この延禧宮は これから冷宮になるわ…と答えます。
一方、憔悴する乾隆帝に皇后は、令妃や富察皇后様が陛下を憎もうと私は憎みませんと寄り添うのでした。
数日後、瓔珞は袁春望に、一緒に来てと言うと皇后の元に行きます。
瓔珞は皇后に、すべて掌握されていたのでは?と問います。
皇后は、おかしなことを言い出すのね。避妊薬を飲めと私が唆したとでも?純貴妃と争えと言った?と開き直ります。
いいえと答える瓔珞に皇后は、璽晴を殺せと?と聞きます。
瓔珞は、すべて私が自ら望んでやったことです。皇后様は一切口出ししていません。ご自分の手は少しも汚さず強敵の純貴妃を排除し、私に致命傷を与えたと話します。
皇后は、令妃は癇癪でも起こしたのかしら。言ってることが意味不明だわとごまかします。
瓔珞は袁春望を指差し、この者は?と問います。
皇后は、あなたが最も信頼する太監でしょ?と言います。
瓔珞は、いいえ!今日から皇后様の最も忠実な犬になるでしょうと言います。
袁春望は、令妃様 何を言い出すのです?と聞きます。
瓔珞は、とうに気づいてた。琥珀を送り込んだのは第一歩。
陛下を挑発し御薬房の盗難の件を絡ませ私の避妊薬の服用と入内した秘密を暴いた…誇り高い陛下は 私のどんな言い訳にも耳を貸さない。ただ なぜ皇后様が避妊薬の件を知ったのか…
私のそばに間者がいたからですと袁春望を見ます。
袁春望は、私がその間者だとでも?と聞きます。
瓔珞は、服用を知っていたのは葉先生とあなただけ…明玉は口を滑らせかねないゆえ薬を飲むときは彼女を遠ざけていたわ。あなたを信頼しすべて任せていたのに恩を仇で返されるとは思わなかった…と暴くのでした。
つづく
瓔珞(エイラク)あらすじ55話
(感想)
真の黒幕の皇后は乾隆帝までも欺いて、ずるい女だわ😤😤
袁春望はやっぱり皇后の犬だったんだね😱😱